パンやパスタなどが主流のチュニジア人にとって、日本のお米は新境地!私がフィラスにお米の素晴らしさを伝える過程とチュニジア人的お米の楽しみ方をまとめてみました。ヘルシー志向なチュニジア人なら、きっとお米を気に入ってくれますよ!
日本のお米の美味しさに目覚めたフィラス
フィラスが日本に来てからというもの、我が家の主食はもっぱらお米。彼自身、日本のお米は甘くてもっちりしていて大好きになりました。
チュニジアにもお米はありますが、しらすのような細さでパサパサしたお米しかありません(失礼しました)w もっちりとした弾力のあるお米の美味しさは彼も虜にした様子。最近では、「ご飯ですよ」や海苔などのご飯のお供も併せて楽しんでいます。
お米の炊き方もマスター!
お米の炊き方は簡単ですが、今まで「お米を研ぐ」ということが一般的ではなかった彼にとって、お米のつくりと洗い方を知ることは新鮮そのもの。
まずボタンの漢字が読めないという初歩的な問題に躓きながらも、お米の研ぎ方もマスターしました。最初のうちは、本当に炊けているのか心配で途中で蓋を開けてしまい熱い水蒸気で火傷しそうになったりしていましたが、今では炊飯器に「お疲れ様です!」と声をかけて私を笑わせています。
我が家のお米教育:『お米の神様がいるんですよ』
お米ひと粒には「土・風・雲・水・虫・太陽・作り手」の7人の神様が宿っていると言われています。お米はできるまでに88つの手間暇がかけられていて、「米」という漢字は「八十八」という漢字を組み合わせて作られたと古くから伝えられています。
私の場合は、こんなにたくさんの神様が宿っているお米を残したら神様に怒られちゃうよ!と教えました。諸説あるようですが、日本の独特な文化を伝えるにはストーリがあると伝わりやいようです。
お米の説明に神様を持ち出すのはどうかと思ったのですが、彼はあまり違和感がないようだったので、我が家に伝わるお米の神様説を彼に教えました。「お米にもっと親しみを持ってもらえたら」と説明したお話でしたが、彼は私が教えたお米の神様に怒られないように、米粒ひとつ残さず完食してくれるようになりました。5歳児か!って感じですが、自分が小さな頃教わったことが、育った文化の違う主人に受け入れてもらえると嬉しいものですね。
お米のことを教えておきながら「私も意外と知らない日本の文化って沢山あるな〜」と思い知りました。よく日本を訪れた外国人の方に「日本の有名なもの何?」って聞かれて困るのですが、こうゆう豆知識があればもっと日本のことを知ってもらえそうだわ!と再確認した我が家のお米教育でした。
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