はじめにお読みください

【国際結婚について】わたしとフィラスの馴れ初め

チュニジア人と結婚したと言うと、馴れ初めを興味深そうに聞かれることが当たり前。そこで、毎度説明しなくても良いようにここに書き出して見ることにしました。フィラスと交際を始めたばかりの頃、私の日課はチュニジア人や日本人以外の恋人を持つ人達が書いた国際恋愛ブログを読み漁ることでした。それぞれ異なる恋愛スタイルでしたが、知っていると言うだけでちょっと安心できたのを覚えています。この記事がこれからチュニジア人と付き合おうとしている方や結婚を考えている方の参考に少しでもなれば嬉しいです。

チュニジア人夫・フィラスとの出会い

当時の私は、しばらく彼氏も作らずお一人様ライフを満喫していました。どんな人でもすぐに仲良くなってしまう特異体質の私は、外国人の友人が多かったのですが、英語はまだまだ発展途上で伝えたいことが伝わらずストレスに感じていました。そこで、一念発起して英語の勉強をしようと考えたのでした。

英会話を上達させるにはネイティブと話すのが一番だろ!と意を決した私は、ペンパルサイトで外国人の英会話の先生を探し始めました。1つのサイトに登録してからは下心丸出しの外国人男性からのメッセージが多すぎて少しうんざりしていましたが、1ヶ月ほどした頃、なんとも笑顔の可愛らしいプロフィール画像の男性を発見しました。それが夫のフィラスです。ビビビっときたわけでもなく、なんとな〜く「あら、すてき」といった感じでいいね!マークだけ押して放置していたところ、30分後にすぐにメッセージが来ました。

当時を振り返って彼が言うには、13年前に一度登録したきりログインしていなかったのに、私の閲覧通知がメールで届き、13年振りにログインをしたのだとか(本当かよw)。と言うわけで、私たちの出会いは、お互いが起こしたちょっとした行動がきっかけでした。

付き合っている間はというと・・・

こうしてメッセージのやり取りを始めた私たちは、FacebookやLINEなどに連絡手段を移行し、毎日の生活や仕事の報告をし合うようになりました。そんな生活を続けているうちに、ボイスメールやビデオチャットが日常的になり、3ヶ月もするとなんと会話にママも加わってきましたw

私のポジションって・・・と思っていた矢先、彼のママに紹介する時の名称がガールフレンド風に変わっていたので確認したところ、私は知らないうちに彼女というポジションにアップデートされていたようです。それを確認できてからは、すっかり安心して、さらに身近に感じるようになりました。

2019年09月 いざチュニジアへ!

チュニジア人の彼氏が出来るまで、まさか自分がチュニジアを旅行するなんて思いもしませんでしたが、いざ相手がいるとなるとなんの迷いもなくチュニジア行きを決定しました。フィラスの「チュニジアに遊びにおいでよ!来るなら全部面倒見てあげるから!」と言う言葉に「わかった!チケット取るね!」と言った私はかなりやばいと思いますw

ですが、実際に行ってみると、彼は旅のプランを数時間単位で計画すると言う準備能力の高さを発揮してくれた上に、払ったお金は飛行機代だけというなんとも贅沢な初チュニジア旅行となりました。

2019年09月 帰国前日に急遽婚約パーティーを敢行!

旅も中盤に差し掛かったころ、これからのことを考えようと半日ほど語り合いました。「結婚しよう」と言う結論が出るまでに時間は必要ありませんでした。もともそのつもりでいたのでとても嬉しかったのを覚えています。彼は帰る2日前まで「結婚しよう」と言いださなかったので、私が「帰る前に婚約すれば安心?」と逆プロポーズする形で結婚が決まりました。「本当に男前だったな、私」と今でも思いますが、後悔したことはありません。

結婚を決めた翌朝、彼は朝っぱらから両親に電話し、報告しました。正確には、お父さんに了承を得るための電話でした。OKは貰えたようで「とりあえず嫁を連れてこい!身内だけの婚約パティーをやるぞ!」と言う日本ではあり得ない展開に発展します。

その日の午後に少し離れた町の両親を訪ね、顔合わせをしました。実は、彼の両親には旅の前半で会っていたため初対面ではありませんでした。到着すると、お父さんの兄弟やら親戚の子供やら、「よく翌朝からこれだけ集めたな」と驚いてしまうほど人が集まっていました。中庭で雑談をしていると、お父さんに手招きされ耳元で「I accept you」と言ってもらいました。フランス語とチュニジア語しか話せないお義父さんが、わざわざ英語で意思を伝えようとしてくれた心遣いにとても感動しました。

「チュニジアでは、結婚式より婚約パーティーの方が盛大にやるんだよ!」と教えてもらったのは、帰国したあとでしたw

2019年10月 予定よりかなり早く彼が来日

チュニジアから帰国する際に、彼は3ヶ月後の12月末に来日して日本で婚姻届を提出すると言う取り決めをしていました。しかし、彼はどうにも待ちきれず、約1ヶ月後に爆速で来日を果たします。「私は日本に行くチケットをゲットした!」と言われた時は、3ヶ月後のチケットだと思っていたのですが、日付の書かれた詳細メールを転送してもらうと、なんと1ヶ月後!w

極度にせっかちな私でも驚くほどのスピードで来日が決定し、彼は出発までの1週間を両親と一緒に過ごし、無事に日本へとやってきました。

2019年10月 日本で婚姻届を提出

彼の準備力の高さが功を奏し、チュニジアから取り寄せが必要な書類は全て揃っていたため、私が翻訳し書類を整えて区役所に婚姻届を提出しました。私の本籍地と氏名の変更手続きに20日もかかったので、全て完了するまでには少し時間がかかりました。日本人が結婚する手続きよりも複雑で面倒ですが、ビザ申請の練習と思えば良い経験だったなと思います。

2019年11月 配偶者ビザを申請する

彼が日本で仕事を経験してみたいというので、日本の配偶者ビザを申請することに。私が全て書類を用意し、すぐに申請書を提出しました。約2ヶ月間、何も連絡がなく心配していましたが、2ヶ月半頃に在留資格認定証が届き、在留資格の変更に約1週間待ち、ようやく配偶者ビザを取得することができました。

   

以上、私たちの馴れ初めと結婚に至るまでの過程でした。国際結婚って予想通りやることが多くて大変です。でも愛あってこそと思えば、意外となんでも乗り切れちゃうものですね!

1 COMMENT

松井 智恵子

結婚迄のスピードに私も驚きました。
2008年に出会ってから、日本人大好き
日本の習慣大好き。
チュニジアの名家で、頭脳明晰、結婚相手なんて、いくらでも、誰でも選び放題の条件に有りながら 、こんなに素晴らしい人に日本人をお嫁にして欲しいと、知人のお嬢さんを数人紹介しましたが、フィラスにお気に召して貰われず、私は気に病んでいましたが、サプライズだと言ってLINEで婚約セレモニーの写真が来たときはには、驚きと、安心でした。
又、フィラスの好みの女性が国際結婚を望まれた 事にも 喜びでした。
フィラスは
日本での生活、子育てを 夢見ていたので
Mayuさんの 大きな 心と 助力と
お二人の 力を合わせて 夢を、実現するように
おぼちゃまが 非常に辛抱強い心を持っている
認めて 実現させて下さい。

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