北アフリカ最大規模のローマ遺跡「エル・ジェム円形闘技場」。その大きさはローマのコロッセオに匹敵すると言われています。当時、オリーブオイル産業で栄えたことからここまで大きい円形闘技場が作られたんだとか。写真では見ていたものの、実際に目にするとその迫力は圧巻!この感動をぜひ共有したいと思い、行ってみた感想と行き方などをまとめてみました。
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行き方 | <チュニスから> 車:有料道路を利用して約2時間半 電車:2時間半〜3時間(1日に7本運行) エル・ジェム駅から徒歩約8分 おすすめの行き方:チュニス駅からスース駅まで電車で移動し、 ルアージュ(乗合バス)でエルジェム方面に。 |
入場料 | 12DT(約400円) |
休館日 | 無休 |
営業時間 | 07/18〜09/15 7:30-18:30 09/16〜07/17 8:00-17:00 |
HP | http://www.tunisia.com/tunisia-travel-guides/el-jem |
eチケット | なし |
住所 | Amphithéâtre d’El Jem, El Jem Mahdia,Tunisia |
北アフリカ最大のローマ遺跡の大きさは圧巻
外から眺めるだけでもど迫力な円形闘技場。真ん中のエントランスから入ります。私が行った9月は観光客が数人いる程度でしたが、ホリデーシーズンになると沢山の旅行客が訪れる観光名所です。
大きさもさることながら、全体の3/2が残っているという保存状態の良さも魅力の1つ。エントランス側は綺麗に残っていて、反対側に回ると崩れて形が歪になっています。
中に入るとまるで迷路・・・
洞窟の入り口のような隙間から中に入ると、さながら迷路に迷い込んでしまったかのよう。地図のような巡回案内が掲示板に貼ってありますが、強い日差しに晒されているためか薄くなっていて見えず、全体を眺めて行きたいところを見て回るというスタンスで探索しました。アジア系の観光客はほとんどおらず、ヨーロッパ圏からの見学者が多い印象でした。
地下には出番を待つ剣闘士・奴隷・猛獣が待機する牢屋のような空間も
地下に降りると、出番を待つ剣闘士や猛獣、奴隷が待つためのスペースが残されていました。ここまで降りるととても静かで薄暗く、ちょっと冷たい印象でした。当時のことを考えると、ちょっと悲しい気持ちになりますが、日本にはない文化に触れることができるのは嬉しいですね!
土が濡れているのは雨ではなく、補強工事の清掃や作業中に濡れたものなんだそう。北アフリカは雨が少なく乾燥しているので、訪れる際は水分補給をお忘れなく。
上から見渡すとその広さを実感
屋根がないのでとてつもなく眩しいですが、上から見た絶景に感動!破損していない部分は3階の高さまで登ることでき、さらに大きさを実感することができます。
私が行った日は快晴で、3階まで登るきる頃にはピーカン。でも、気持ちの良い風が吹いていて(というかビルの隙間風のような強風)暑さはあまり気になりませんでした。整備されているとはいえ、足場は不安定なところもあるので、サンダルではなくスニーカーで行くことをおすすめします!
エル・ジェム円形闘技場の周りにはレストランやお土産売り場も
エル・ジェムは、円形闘技場を中心にお土産屋さんやレストランが広がり、主に観光地として栄えている(栄えていると言っていいのかは謎)場所です。大きなホテルや宿泊施設はないので、どこかに向かう途中で行くことをおすすめします。(すぐ近くにある観光スポットは小さな博物館だけ)
目の前にはレストランとお土産さんが店を構えています。お土産屋さんはもっぱらモザイク。そのほかにもアクセサリーや小物も売っていましたよ!
エントランス前の広場にはラクダさんが待機
当初、私のラクダ初体験はサハラ砂漠かと思っていたのですが、まさかの観光ラクダさんが初体験となりました。「これだけで食っていこうなんてすごい度胸だな、おじさん」と思いつつ、10ディナールくらいチップを渡して早速背中に乗ります。
フィラスの身長は約2m。ラクダの大きさが伝わるでしょうか。ラクダは立ち上がるとき、先に前足を立たせ、そのあとに後ろ足が立ち上がるため、かなりグラッグラきます。乗っている時よりも乗り始めるまでが一番びっくりするので、覚えておくといいですよ!私は終始「怖い!」と叫んでますw
私はラクダに乗る時初めて知ったのですが、ラクダには「ヒトコブラクダ」と「フタコブラクダ」の2種類があり、原産国とコブの数に違いがあるんだそうです。ちなみに、チュニジアにいるのは西アジア原産の「ヒトコブラクダ」。つぶらな瞳が可愛いです。
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